Developerディレクトリ


Xcode Tools CDは、Mac OS Xソフトウェアの開発のためのアプリケーション、ツール、資料、その他のリソースを含んでいます。

開発者はこれらのツールをMac OS Xのインストール処理とは別途インストールします。あなたがこのツールをインストールしたとき、インストーラはソフトウェア構成要素のすべてをブートボリュームの/Developerディレクトリに配置します。

表 1はこのディレクトリの内容を一覧にしています。

表 1 Developerディレクトリのサブディレクトリ

ディレクトリ 内容
ADC Reference Library ローカルにインストールされた資料と、ウェブを通じて利用できる補足リソースへのリンクを格納しています。このディレクトリが提供するページは、資料、サンプルコード、その他のMac OS Xの開発において必須のリソースを含む、ADC技術資料集全体への、簡単な案内と、一貫性のあるアクセスを提供します。
Applications ソフトウェアプロジェクトを保守、ビルドするために用いるアプリケーション群を格納しています。これらのツールにはコードとインタフェースファイルを作成するための、XcodeやInterface Builderが含まれます。また、性能計測ツール、Javaツール、画像ツール、一般的なユーティリティもここに含まれます。
Documentation 開発者に関連する補足の資料を格納しています。
Examples 一般的な種類によって構成された、プロジェクトの例を格納しています。これらは、あなたがビルドして、Mac OS Xの知識を増やすために利用できる、実際に動作するプロジェクトです。
Extras あなたの開発のために、必要に応じてインストールできる、任意のファイルを格納しています。
Headers スタブの「フラットな」Carbonヘッダ【?】や、遠隔アプリケーションのデバッグ用のヘッダといった、特殊なヘッダファイルを格納しています。
Java Cocoaアプリケーション環境において、Javaブリッジのために必要とされるファイルを格納しています。
Makefiles ビルドするため、もしくは古いプロジェクトを変換するための、makefileやjamfileを格納しています。
Palettes アップル提供のInterface Builderパレットを格納しています。
SDKs Mac OS Xの以前のバージョンを明示的に対象とするソフトウェアを作成するために使用されるソフトウェア開発キットを格納しています。各SDKは、特定のバージョンのMac OS Xからのヘッダファイルとスタブライブラリを含んでいます。

ディレクトリ 内容
Tools コマンドライン開発ツールとユーティリティを格納しており、これらにはHFSのリソースフォークを作成したり、操作するためのものを含みます。