用語集


About window / アバウトウインドウ アプリケーションのバージョンと著作権情報を表示する、モードなしウインドウです。

accumulating attribute group / 蓄積される属性のグループ ボールドやイタリックといった、ユーザが複数の項目を選択できる属性選択肢の組です。「相互排他の属性のグループ」(328ページ)も参照してください。

action button / 動作ボタン ダイアログの本文を承認するボタンです。動作ボタンはダイアログの右下角にあります。常にではありませんが、デフォルトボタンであることが多いです。

active end / アクティブエンド オブジェクトの範囲を選択したときに、ユーザがマウスボタンを離した位置です。

active window / 活性ウインドウ ユーザの現在の作業に適用されるウインドウです。活性ウインドウは、タイトルバーとウインドウコントロールの外見により、非活性ウインドウと区別されます。同時に複数のウインドウが活性となることができます。「キーウインドウ」(328ページ)、「メインウインドウ」(328ページ)も参照してください。

Shift-クリックを用いて連続した選択範囲を拡張する形式の一つであり、選択範囲に文字列が追加されます。「固定位置形式」(326ページ)も参照してください。

alert / 警告表示 システム、またはアプリケーションが、ユーザに情報を伝達する必要があるときに現れるダイアログです。警告表示はエラー状況についてのメッセージを提供し、有害な可能性のある状況や動作について、ユーザに警告します。

anchor point / アンカーポイント オブジェクトの範囲を選択したときに、ユーザがマウスボタンを押した位置です。

Apple Help / アップルヘルプ アプリケーションが、簡素なブラウザであるヘルプビューアにHTMLファイルを表示できるようにする構成要素です。

Apple menu / アップルメニュー どのアプリケーションが活性であるかを問わず、いつでもユーザが利用できる項目を提供するメニューです。メニューバーの左端にあるメニューです。

application font / アプリケーションフォント ユーザが作成した内容のために、デフォルトとして使用されるフォントです。13ポイントLucida Grande Regularです。

application menu / アプリケーションメニュー 特定の書類や、その他のウインドウだけでなく、アプリケーション全体に適用される項目を含むメニューです。現在活性であるアプリケーションのアプリケーションメニューが、アップルメニューのすぐ右に現れます。

application-modal dialog / アプリケーション単位のモード式ダイアログ そのダイアログ自身の中を除いて、所属するアプリケーション内において、ユーザにいかなる操作も行わせないダイアログです。「書類単位のモード式ダイアログ」(326ページ)、「シート」(329ページ)も参照してください。

application window / アプリケーションウインドウ 文書単位ではないアプリケーションの主要ウインドウです。

arrow keys / 矢印キー 挿入ポイントを移動したり、選択対象を変更するために用いる、アップルキーボードにある四つのキー(上下左右)です。また、これらはShiftキーと共に、選択範囲を拡大縮小するためにも用いることができます。

asynchronous progress indicator / 非同期進行インジケータ 小さく丸い、不定量の進行インジケータです。通常、活性の間だけ見えています。


auto-repeat / 自動繰り返し キーを何度も押す代わりに、押したままにすることで、ユーザに多数の同じ文字を生じさせる機能です。ユーザはこの機能を、キーボードとマウス環境設定で調節できます。

background selection / 背面の選択範囲 非活性ウインドウにある選択範囲です。アクアでは、そのような選択範囲は第二強調表示色となります。

bevel button / ベベルボタン 三次元風の外見をもたらす、傾斜【ベベル】したふちを持つボタンです。

Bonjour コンピュータ、装置、サービスを、IPネットワーク越しに、お互いに動的に発見する手段を提供するネットワーク技術です。

bullet / 黒丸 ウインドウメニューにおいて、書類に保存されていない変更があることを示します。

button / ボタン 「ベベルボタン」(324ページ)、「アイコンボタン」(327ページ)、「金属風ボタン」(328ページ)、「押しボタン」(329ページ)、「ラジオボタン」(329ページ)を参照してください。

center equalization / 中央均等 コントロールが、ウインドウの想像上の中心線をまたいで、全体として視覚的な均衡が取れているような、ウインドウ内におけるコントロールの配置のことです。

center justification / 中央揃え 各項目が、ウインドウの想像上の垂直な中心線上に集められている、コントロールや文字列の配置のことです。

character key / 文字キー コンピュータに文字を送信するキーです。文字キーには、字、数字、句読点、スペースバー、そして、TabやReturnといった印刷されない文字が含まれます。

checkbox / チェックボックス オンかオフのどちらかである必要がある選択肢のためのコントロールです。

checkmark / チェックマーク ウインドウメニューにおいて、チェックマークは活性の文書の名前の隣に現れます。その他のメニューでは、チェックマークは選択範囲全体に適用される設定を示すために用いられます。チェックマークは、相互排他の属性のグループ、もしくは蓄積される属性のグループに使用することができます。

click-through / クリック透過 非活性ウインドウにあるコントロールを、ユーザが活性化できるという、いくつかのコントロールの属性です。コントロールがクリック透過に対応するかどうかは、文脈によります。

Clipboard / クリップボード ユーザが書類からカットやコピーを行ったデータを保存する場所です。クリップボードはすべてのアプリケーションで利用でき、ユーザがアプリケーションを切り替えても、その内容は変更されません。

clipping / クリッピング アプリケーションからFinderのデスクトップにドラッグされたデータです。

close button / 閉じるボタン ユーザがウインドウを閉じるためにクリックできる、ウインドウコントロール(左上に現れる赤いボタン)です。

color well / カラーウェル 色選択を適用するために使用される、小さな長方形、もしくは正方形です。コントロールの色は、現在選択されている色を示します。

column view / カラム表示 文字通り、階層データの一覧を、垂直なカラム【列】に表示するコントロールです。カラムの間の移動は、階層の深さを表します。

combination box / コンボボックス ドロップダウンスクロールリストと組み合わさった、文字列入力欄です。コンボボックスは、一覧にない項目をユーザが入力できる機能を持ちながら、妥当な選択肢の一覧を表示するために有効です。

command pop-down menu / コマンドポップダウンメニュー コマンドを含んでおり、メニューバーではなくウインドウに現れるメニューです。このコントロールの使用は、ウインドウが複数のアプリケーション間で共有されており、メニューがウインドウの内容に影響を与えるコマンドを含んでいる場合に限られています。閉じたポップダウンメニューは常に同じ文字列、メニューのタイトルを表示します。ポップダウンメニューは単独の、下向きの三角形を持ちます。

contextual menu / コンテキストメニュー ユーザが、Controlキーを押しながら、インタフェース項目をクリックしたときに現れるメニューです。コンテキストメニューは、項目に関連付けられた、頻繁に使用するコマンドへの便利な利用方法を提供します。

continuous selection / 連続した選択範囲 アンカーポイントとアクティブエンドの間の、すべての内容を含む選択範囲です。

control / コントロール ユーザがマウスでオブジェクトを操作したときに、即座に動作を引き起こすか、視覚的な結果をもたらす、画像オブジェクトです。標準的なコントロールには、ボタン、スクロールバー、チェックボックス、スライダー、ポップアップメニューが含まれます。


cursor / カーソル マウスの位置の画面上の表現です。カーソルは一般的に、矢印のような姿ですが、アプリケーションやユーザの選択に応じて、鉛筆、十字、絵筆といった姿をとることができます。

dash / ダッシュ メニューにおいて、選択範囲の一部にだけ適用される属性を示します。たとえば、強調表示された選択範囲が、さまざまなスタイルを適用された文字列を含んでいれば、メニュー内のスタイル名のそれぞれの隣に、ダッシュが現れます。

data browser / データブラウザ カラムブラウザ(Finderウインドウ、開くダイアログのカラム表示に見られるような)、スクロールする一覧(Finderウインドウのリスト表示に見られるような)のために、標準化された外見を提供するコントロールです。

date picker / データピッカー ユーザに日付と時刻の情報を、文字か画像形式で入力できるようにするコントロールです。

default button / デフォルトボタン ダイアログで安全な動作を提供するボタンです。デフォルトボタンは明滅する外見で表されます。ユーザがReturnかEnterキーを押すと活性化されます。

default keyboard access mode / デフォルトキーボードアクセスモード Tabキーやその他のキー押下により、文字列入力欄やスクロールする一覧といった、キーボード入力を受け付ける入力欄の間でのみ、キーボードフォーカスを移動させるモードです。「フルキーボードアクセスモード」(327ページ)も参照してください。

destination region / 送り先領域 そこへドラッグされたデータを、受け入れることができる、書類の一部分です。書類ウインドウにおいて、送り先領域は通常、内容領域からタイトルバー、そしてスクロールバーやルーラといったコントロールに使用する領域を差し引いた領域となります。

dialog / ダイアログ ユーザから反応を引き出すためにデザインされたウインドウです。「警告表示」(323ページ)も参照してください。

diamond / ひし形 ウインドウメニューにおいて、Dockにしまわれている書類を示します。

dimmed / 淡色表示 現在利用できないということを示すために、薄く表示されている文字列やアイコンを説明するために用いられます。たとえば、メニュー項目は、特定の期間に適用できないときは、省略されるのではなく淡色表示されます。

disclosure button / 開示ボタン (ポップアップメニューといった)一覧を基にした特定の選択コントロールと関連付けられた、付加的な選択肢をユーザに提供するために、ダイアログやユーティリティウインドウを拡張するコントロールです。

disclosure triangle / 開示三角形 ウインドウの初期情報をさらに詳しく説明する情報を、表示、または開示できるようにするコントロールです。開示三角形はFinderのリスト表示で使用されます。三角形をクリックすることで、フォルダの内容を表示します。

discontinuous selection / 不連続の選択範囲 A selection in which unselected objects are between selected objects. 選択されたオブジェクトの間に、選択されていないオブジェクトがある選択範囲です。

display name / 表示名 ユーザに対して見えるファイルの名前です。表示名は、ファイル名拡張子を表示/非表示するユーザの環境設定を反映します。

Dock ユーザが頻繁に用いるアプリケーションと書類を起動するための、手軽な方法を提供する、ユーザ設定可能な画面上のインタフェース要素です。また、しまわれたウインドウ、そしてゴミ箱を収納します。

document-modal dialog / 書類単位のモード式ダイアログ ユーザがダイアログを消去するまで、書類の中において操作を行うことからユーザを防ぐダイアログです。シートはすべて書類単位のモード式であり、あらゆるアクアの書類単位のモード式ダイアログはシートとするべきです。「アプリケーション単位のモード式ダイアログ」(323ページ)、「シート」(329ページ)も参照してください。

document window / 書類ウインドウ ユーザが作成し、記録する、ファイル単位のデータを格納するウインドウです。「ユーティリティウインドウ」(331ページ)も参照してください。

drag and drop / ドラッグアンドドロップ 画像や選択された文字列といった項目をドラッグし、別の書類のような、ふさわしい送り先へドロップするという技術です。

drawer / ドロワー 親ウインドウから滑り出す子ウインドウであり、ユーザは親ウインドウが開いている間、開閉(表示/非表示)することができます。ドロワーは、かなり頻繁に利用されるものの、常時見えている必要はないコントロールを格納します。

dynamic menu item / 動的メニュー項目 ユーザが修飾キーを押したときに変化するメニューコマンドです。たとえば、Finderのファイルメニューでは、ユーザがOptionキーを押すと、「ウインドウを閉じる」コマンドは「すべてを閉じる」に変化します。「切り替え式のメニュー項目」(330ページ)も参照してください。


Edit menu / 編集メニュー 書類の内容を変更(編集)するためのコマンドを提供するメニューです。「カット」、「コピー」、「ペースト」といったコマンドを格納しています。

ellipsis character / 省略文字 メニュー、ボタン、その他のコントロールに現れる三つの空白を挟まないピリオドであり、コマンドを完了するためには補足情報が要求されるだろうということを示します。省略文字はOption-セミコロンを用いて生成してください。

emphasized mini system font / 強調されたミニシステムフォント ミニシステムフォントの太字版です。

emphasized small system font / 強調された小型システムフォント 小型システムフォントの太字版です。

emphasized system font / 強調されたシステムフォント システムフォントの太字版です。

fast user switching / ファストユーザスイッチ Mac OS X バージョン 10.3で導入された、複数ユーザコンピュータのユーザが、ログインしているほかのユーザにアプリケーションの終了を要求することなく、デスクトップ、書類、アプリケーションを利用できるようにする機能です。

File menu / ファイルメニュー 「別名で保存」といった、ファイルのための保守作業を提供するコマンドを格納するメニューです。

fixed-point model / 固定位置形式 Shift-クリックを用いて連続する選択範囲を広げる形式の一つ。ユーザは挿入ポイントのどちらの側にも選択範囲を広げることができます。「追加形式」(323ページ)も参照してください。

focus ring / フォーカスリング ユーザ入力を受け入れる用意のある画面上の領域の、周囲の強調表示のことです。

Format menu / フォーマット【(形式/書式)】メニュー 書式に関するコマンドを含んだ、任意のメニューです。

full keyboard access mode / フルキーボードアクセスモード タブやその他のキー操作により、デフォルトキーボードアクセスモードよりも多くのインタフェース要素に、キーボードフォーカスを移動することのできるモードです。

function key / ファンクションキー【広義の機能キー】 Fと数字が刻印されたキーのいずれかに加え、Help、Home、Page Up、Page Down、Del、Endキーを指します。

group box / グループボックス ダイアログにおいて、いくつかのコントロールが仲間であることを示す、視覚的な表示です。

help book / ヘルプブック 特定の製品に対する画面上のヘルプを提供する、HTMLファイルの集合です。

Help button / ヘルプボタン 文脈に応じて、適切なヘルプ内容をヘルプビューアで開くボタンです。ヘルプボタンは疑問符が付いた、丸ボタンです。

Help Center / ヘルプセンター ユーザが、彼らのシステムにインストールされているすべてのヘルプブックにアクセスすることのできるウインドウです。

Help Menu / ヘルプメニュー あるアプリケーションに対する、画面上のヘルプ書類への利用方法を提供するメニューです。

Help Viewer / ヘルプビューア アップルヘルプHTMLファイルを表示するために使用される、簡素なブラウザです。

help tag / ヘルプタグ ユーザが、あるインタフェース要素の上に、ポインタを数秒重ねたままにしたときに現れる、短い説明文です。

hierarchical menu / 階層メニュー そこからサブメニューを開くようなメニュー項目を含むメニューです。サブメニューは、それ以上メニューバーの空間を消費することなく、追加のメニュー項目の選択肢を提供します。階層メニューは三角形で表されます。

hot spot / ホットスポット マウスクリックが画面上のオブジェクトに作用するために、そのオブジェクトの上に置かれていなければならない、ポインタの部分のことです。

hot zone / ホットゾーン マウスクリックが作用するために、ポインタのホットスポットが内側になければならない、画面上のオブジェクトの領域のことです。

icon button / アイコンボタン 四角い枠を周囲に持たないボタンです。クリックできる領域は画像の部分です(例としては、システム環境設定ウインドウの、ツールバーボタンがあります)。

icon genre / アイコンの分類 項目の特定の区分を明確にするために用いられる、類似した視覚的デザインの特徴を共有する、アイコンのグループです。

image well / イメージウェル ドラッグアンドドロップの目標として機能するアイコンや画像を表示する、四角く、窪んだ領域です。


inactive window / 非活性ウインドウ ほかのウインドウの背面にあるウインドウです。そのコントロールのいくつかは活性にすることができ(クリック透過の場合)、ドラッグアンドドロップの目標とすることもできますが、非活性ウインドウはユーザの注意の中心となることはありません。

insertion point / 挿入ポイント ユーザの入力やペーストに対する応答として、データが挿入される位置です。

Interface Builder / アプリケーションのメニュー、ウインドウ、ダイアログ、パレット、その他の標準アクアインタフェース要素をあなたが簡単に作成するための、手助けをするアプリケーションです。

key-repeat / キーリピート ユーザが文字を表すキーを押したままにしたとき、文字を繰り返すことです。

key window / キーウインドウ 現在キーボードからの入力を受け付けているウインドウのことです。

label font / ラベルフォント スライダやアイコンベベルボタンといった、コントロールのラベルに使用するためのフォントです。10ポイントのLucida Grande Regularです。

level indicator / 水準インジケータ 何かの水準や容量を表示するコントロールです。

list view / リスト表示 一覧にデータを表示するコントロールです。最初の一覧は、一覧の中の項目についての第二の属性を表示する、追加の列を伴うことができます。階層は、開示三角形の使用を通して表現されます。

main window / メインウインドウ ユーザの動作の中心となるウインドウです。これはキーボード入力を自分で受け付けることができます。もしくは、キーウインドウと連携して動作することもできます。

たとえば、文字列編集書類は、ユーザがその中で能動的に文字列を入力したり変更しているとき、メインウインドウとなるでしょう。

menu bar / メニューバー メニュータイトルを格納する、ユーザの第一モニタの天辺にある帯状の部分です。システムメニュー、アプリケーションメニューを含んでいます。

metal button / 金属風ボタン 磨かれた金属風ウインドウの中で使用するためにデザインされたボタンです。

mini system font / ミニシステムフォント 最も小さいコントロールで使用するためのフォントです。Lucida Grande Regular 9ポイントです。

minimize button / ウインドウをしまうボタン ユーザがウインドウをDockに置くためにクリックする、ウインドウコントロール(左上に現れる、中央の黄色いボタン)です。

modeless dialog / モードのないダイアログ ユーザが画面上のほかの何かとやり取りを行う前に、消去することを求めないダイアログです。多くのワードプロセッサの「検索と置換」ダイアログは、モードなしダイアログの例です。

modifier key / 修飾キー 同時に押されたほかのキーの意味を変化させるため、もしくはマウス動作の意味を変化させるためにユーザが押さえることのできるキーです。OptionとCommandキーは、修飾キーの例です。

mutually exclusive attribute group / 相互排他の属性のグループ フォントの大きさのように、ユーザが一つだけ項目を選択できる属性の、選択肢の組です。「蓄積される属性のグループ」(323ページ)も参照してください。

palette / パレット お絵かきツールを提供するパレットのように、書類から独立しており、ほかのウインドウが開いているときに使用される項目を提供するウインドウです。

pane / ペイン ダイアログやその他のウインドウにおいて、内容を変更できる領域です。ペインは普通、ユーザがボタンをクリックしたり、ポップアップメニューから項目を選択した結果として変化します。場合によっては、「インストーラ」アプリケーションが実行している間のように、ペインは処理が行われるのに従って変化します。

pathname separator / パス名の区切り "/"の文字は、生のパス名においてフォルダ名を区切ります。生のパス名は、熟練ユーザに対してか、ヘルプタグの中でのみ表示されるべきです。

placard / プラカード 情報を表示するコントロールです。一般的にプラカードは、書類ウインドウで表示内容をすばやく変更する手段として使用されます。たとえば、現在のページや拡大率を変更するために使用されます。

pointer / ポインタ 「カーソル」(325ページ)を参照してください。

pop-up menu / ポップアップメニュー 閉じているときは現在の選択を表示し、相互排他の選択肢の一覧を提示するために開くことのできる、ダイアログやウインドウにあるメニューです。ポップアップメニューは二重【上下】三角表示を持ちます。


progress indicator / 進行インジケータ ユーザに作業が進行中であることを知らせるコントロールです。

proxy icon / 代理アイコン 書類ウインドウのタイトルバーにあるアイコンです。ユーザは対応するファイルシステムオブジェクトを操作しているかのように、このアイコンを操作することができます。ユーザは代理アイコンをCommand-クリックすることで、書類のパスを図示するポップアップメニューを表示することができます。

push button / 押しボタン 文字列ラベルの付いた、丸みを帯びた四角形です。ユーザは、書類の保存、ダイアログで定義された操作の完了、エラーメッセージの承認といった、即座の動作を行うためにこれをクリックすることができます。

radio button / ラジオボタン 相互に排他であるが関連しているという、選択肢の組み合わせの内の一つのためのコントロールです。

rating indicator / 評価インジケータ 人気などの基準を基にした、(歌などの)オブジェクトの相対的な評価を表す、星の数を表示するコントロールです。

relevance indicator / 関連性インジケータ 検索結果の相対的な順位を表すコントロールです。長い棒ほど、検索の基準に対してより関連性があります。

resize control / サイズ変更コントロール ウインドウの右下角の、ユーザがドラッグしてウインドウの大きさを調節することのできる領域です。もしウインドウの内容をさまざまな大きさにできなければ、これは現れません。

round button / 丸ボタン 円形の押しボタンです。

scroll bar / スクロールバー 現在のウインドウに納められるよりも大きい書類や、一覧の表示領域のためのコントロールです。活性ウインドウだけがスクロールできます。

ウインドウは、水平スクロールバーを持つことも、垂直スクロールバーを持つことも、両方持つことも、どちらも持たないこともできます。

scroller / スクローラ ユーザが書類のほかの部分を見るためにドラッグする、スクロールバーの一部分です。

スクローラの大きさは、書類がどれだけ見えているかの量を反映します。スクローラが小さいほど、ユーザがそのとき見ることのできる内容は少なくなります。

スクローラは、書類全体における、ウインドウに見えている部分の、相対的な位置を表します。

scrolling list / スクロールする一覧 内容を見せるためにスクロールバーを使用する、ダイアログ内の一覧です。

scrolling menu / スクロールするメニュー 画面上で見ることのできる量より多い項目を格納するメニューです。スクロールするメニューは、隠れたメニュー項目を表す三角形を持ちます。

search field / 検索欄 検索のために使用される、角が丸みを帯びた文字列入力欄です。入力欄を消去したり、検索を中止するためのメニューとアイコンを含めることができます。

segmented control / 分割されたコントロール モードや表示を変更するためのコントロールです。区画のそれぞれは異なる状態を表しています。

separator / 分割線 ウインドウを異なる視覚的な領域へと切り分けるために用いられる線です。

setup assistant / 設定アシスタント ハードウェア機器やソフトウェア構成要素の設定オプションの隅々まで、ユーザを案内する小さいアプリケーションです。

sheet / シート ユーザが、ダイアログがどのウインドウに属していたのかを見失わないことを保障する、特定のウインドウに付属するダイアログです。プリントダイアログはシートの一例です。「書類単位のモード式ダイアログ」(326ページ)も参照してください。

Shift-click / Shift-クリック Shiftキーを押している間にクリックすることです。この組み合わせは、複数オブジェクトの選択か、選択範囲の拡張のために使用されます。

Sidebar / サイドバー Finderにおける、ユーザが指定したディスク、ボリューム、その他のディレクトリの一覧であり、ユーザが特定の場所へすばやくアクセスできるようにします。

slider control / スライダコントロール 許容できる値の連続した範囲の間で選択することをユーザに可能にするコントロールです。スライダコントロールは水平にも垂直にもすることができ、増加する目盛りを表示することもできます。

small system font / 小型システムフォント 警告表示の参考文、一覧の見出し、ヘルプタグ、多数のコントロールの小型版において使用するためのフォントです。11ポイントの Lucida Grande Regularです。

source list / ソース一覧 アプリケーションウインドウのペインの中にある一覧であり、データを組織化し、案内するために使用されます。ペインの幅は調節できます。Finderのサイドバーはソース一覧の一例です。

speech recognition / 音声認識 音声によるコマンドや応答を理解するための、コンピュータの能力です。

speech synthesis / 音声合成 ユーザの言語で音声による伝達を行うための、コンピュータの能力です。


split view / 分割表示 リスト表示、カラム表示のような、二つ以上の子表示が互いにグループ化した表示です。分割表示は、子表示の相対的な大きさを調節するために、一つ以上の分割バーを含んでいます。

splitter bar / 分割バー ウインドウを大きさが変更できる区画に分割するためのコントロールです。

standard state / 標準状態 新規ウインドウの初期の大きさの位置です(アプリケーションによって決定されます)。「ユーザ状態」(331ページ)、「拡大/縮小ボタン」(331ページ)も参照してください。

stepper control / 段階コントロール 値を増やしたり、減らしたりするためのコントロールです。このコントロールは、上向き、下向きの矢印を持ちます。

static text field / 固定文字列欄 ユーザが変更できない、ダイアログ内の文字列です。

submenu / サブメニュー ほかのメニューから出てくるメニューです。サブメニューのタイトルは、親メニューのメニュー項目です。「階層メニュー」(327ページ)も参照してください。

system font / システムフォント メニューやモードのないダイアログ内の文字列、また書類ウインドウのタイトルに対して使用されるフォントです。13ポイント Lucida Grande Regularです。

tab view / タブ表示 複数ペイン形式で情報を提示する、便利な手段を提供するコントロールです。

text input field / 文字列入力欄 ユーザが文字列を入力したり、既存の文字列を変更する、四角い領域です。編集可能な文字列欄ともよばれ、キーボードフォーカスとパスワード入力に対応します。

text to speech (TTS) / テキストトゥスピーチ 文字列を音声による単語に変換する、コンピュータの能力です。

toggled menu item / 切り替え式のメニュー項目 二つの状態の間で変化する一つのメニュー項目、もしくは二つのメニュー項目の組み合わせです(例としては、「グリッドのオン」と「グリッドのオフ」)。

token field / トークン欄 ユーザの文字列入力からトークン【字句】を作成するコントロールです。

toolbar / ツールバー ウインドウの天辺、タイトルバーのすぐ下にある、ボタンの集まりです。ツールバーは、タイトルバーにあるツールバーボタンを用いて、隠したり表示したりすることができます。

tool palette / ツールパレット ユーティリティウインドウにある、ボタンやその他のコントロールの集まりです。

type-ahead / 先行入力 後で処理するためにキー入力をキュー【待ち行列】に入れることです。コンピュータが処理できるよりも高速にユーザが入力したとき、もしくは、コンピュータがキー入力を処理できないときに起こります。

user state / ユーザ状態 ユーザが定義したウインドウの大きさと位置です。「標準状態」(330ページ)、「拡大/縮小ボタン」(331ページ)も参照してください。

utility window / ユーティリティウインドウ ほかのウインドウの上に浮かんでおり、ユーザが書類を開いている間に利用できるツールやコントロールを提供するウインドウです。「書類ウインドウ」(326ページ)も参照してください。

view font / 表示フォント 文字列と一覧で使用されるデフォルトのフォントです。Finderのように、これはユーザが調節することができます。

View menu / 表示メニュー ユーザがウインドウで何を見るのかに関して、影響を与えるコマンドを提供するメニューです。たとえば、Finderでは、表示メニューはウインドウをカラム形式、アイコン形式、リスト形式で表示するためのコマンドを含んでいます。

Window menu / ウインドウメニュー 書類ウインドウを管理するためのコマンドを含むメニューです。このメニューは、アプリケーションの開いている書類ウインドウを、【Dockに】しまっているウインドウも含めて、開かれた順に一覧表示します。

word wrap / ワードラップ【回り込み】 ある行の末尾から、次の行の先頭まで、単語の途中で途切れることなく、文字列を自動的に続けることです。

zoom button / 拡大/縮小ボタン あるウインドウを、その標準状態とユーザ状態の間で、相互に切り替えるコントロールです。


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