第3部
アクア インタフェース
アクアとは、Mac OS Xの総合的な外見とふるまいのことです。アクアはウインドウ、メニュー、コントロールといった特定のユーザインタフェース構成要素の標準的な外見を定義しており、また、アクアは文字列と画像のアンチエイリアス処理された外見、影処理、透過処理、注意深い色使いによって特徴付けられています。
アクアは標準化された、一貫性のあるふるまいを実現し、アニメ化された通知、視覚効果、その他諸々を通じて状態の明確な伝達を促進します。アクア準拠のデザインを行うことは、あなたの顧客へ可能な限り最高のユーザ体験をあなたが提供することを保障するでしょう。
アクアはCocoa、Carbon、Java製ソフトウェアで利用できます。CocoaとCarbonアプリケーション開発向けには、Interface Builderがアクア準拠のグラフィカルユーザインタフェースの製造を始めるための最適な手段です。
もし、あなたが既存のMac OS 9アプリケーションをMac OS Xに移植するのであれば、Carbon Porting DocumentationのCarbon Porting Guideを参照してください。Java開発者は、Mac OS Xにおいてアクアの外見と感覚【ルック&フィール】を含むSwingツールキットを使用できます。
アクアが何を提供するかについて学ぶため、そして、あなたのアプリケーションが、完全にMac OS Xに「なじんで」いる感覚を保障するために、その利点を完全に得るには、どうするのが最適であるかを学ぶために、この部を読んでください。
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