牙狼 炎の刻印 第四話

紫の鎧の中の人はヒゲのおじさまでした。アルを巡ってヘルマン父ちゃんと弟子の勧誘合戦か?
大剣使いなので、FEのドーガみたいなガタイの良い朗らかな兄ちゃんとか、黒髪ロングの寡黙系偉丈夫とか妄想していましたが、なんか無骨なモブっぽいおっさんやな。美形キャラばかりじゃないのは結構なことだ。

レオン親子は旅の道すがら、ホラー討伐のため村に寄り道。そんなに豚の頭を並べてどうすんの。レオンくんの職業意識はまだ「守りし者」の域には達していない模様。ちゃんとたしなめてくれる父ちゃんがいるだけ、歴代主人公より恵まれてるな。

母親が魔女呼ばわりされていぢめられている少年を発見。レオンブチ切れかと思いきや無反応。母ちゃんは無駄に色っぺえ未亡人。ホラー探知用のグッズが反応してないか?息子が超ギギギしてる!
そして村人襲撃。クレーム入れるのに最初から包丁やカマ装備とは。ムラハチどころではない。母ちゃんがエロい拷問されちゃう!一方村長の家がバーニング!呪いより放火を心配しろよ!
一方おかっぱ坊主を追ってきたレオン。おお…ナムアミダブツ!ブッダスタチューが部屋いっぱいに敷き詰められている!フィギュアマニアの部屋に足を踏み入れてしまった!

父ちゃんのホラーチェックの結果、村人はシロ、息子がクロ。俺がやると言うヘルマンに対して、「できらぁ!」するレオン。いい意味で主人公らしい未熟さがあって良い。
…と思ったらハズレ。危ない危ない。松明を持った村人に包囲されてデビルマン展開!
囲んでボーで叩いて殺される父!父親の復讐を願うアロイスに我が身を見るようなレオン。復讐なんてダメだ!と自分でもわかっちゃいるのだ。
取り逃がした人形ホラーが村人を虐殺!インガオホーと思わんでもないが、魔戒騎士としては大失態だ!伸縮する牙狼の鎧の帯が、ゴム紐をくわえてパチーン!するコントに見えて仕方ないぜ!子供がホラー化したパターンなら止めを刺すのを逡巡するのもわかるけど、生きているアロイスがいるのにホラーがアロイスの顔をマネしても意味なくない?

結局、村人殺しの元凶には違いなかったので旅立つ母子。しょっぴかれる村長は何の罪だろう?私刑とか教会の教義に反する儀式とか?…と思ったら連れて行くのは都会の役人じゃなくて、今度は村長がイケニエに…人を裁くのは魔戒騎士の領分ではないと去っていくヘルマンとレオン。
いや〜「牙狼らしさ」を見事に体現したエピソードでした。ザルバが喋らなくて寂しいけど、あんまり出張ると父ちゃんとザルバで問題を解決しちゃいそうだからなあ。

「炎の刻印」の良いところは、従来の牙狼を見ていた視聴者が「ん?」と思うような点は、無駄に引っ張らずに次の週くらいにしっかり理由が説明されたり、謎が明かされる点ですね。常人に狩られる魔戒騎士とか、「母親」から牙狼の鎧を受け継いだとか、紫の騎士の中身とか。
だから超つおいヘルマンが母ちゃんを救えなかったのも、話の都合とかじゃなくて、そのうち納得いく理由が説明されるんだろうと信頼できるので、安心して物語世界に没入できるのがスゴく良い。
牙狼の過去作だと、序盤から伏線を引っ張って引っ張ってオチは大して重要ではなかったり、そもそも伏線ではなかったので説明もなくフェイドアウトしたようなネタもちらほらあった気がするので、そこら辺は是非実写シリーズにもフィードバックして頂きたい。

©  かろでん☆みゅ〜あ 2012