絶狼 Dragon Blood #13

竜騎士となったアリスちゃん。と思いきやウロコで作られた義体でした。それにしては強すぎる気もするけど、遠慮が要らなくなった零の一撃で撃破!腹を刺されて重症の烈花も、零を送り出すために立ち上がって空元気を見せるぜ!でも安静にしてようよ!そこへ術で転移してくるルーポのマスター。花罪が連絡したのかしら。

翼を得て飛び去るループに、徒歩と剣ワイヤーで追いつくどころか先回りする零。さすがの脚力だ!ドラゴンボール的荒野から北九州に帰ってきたループは教会の屋根に陣取るぜ。なんかダークソウルIIIとかで見たような光景だ。そしてツノが割れて中から牙狼恒例の白塗り女子が登場!月光のパワーだかプラフスキー粒子だかを吸収して進化!白塗り女子は退場!そして放たれる世界滅亡ドラゴンブレス!しかしギリギリ絶狼と銀牙の体当たりで上空に逸れたぜ!
戦っている最中に「私はここよ!」と呼びかけるアリスちゃん。なんともアンビバレントなヒロイン?だわ。そして掴まれている間に鎧の時間切れだ!ついに心滅獣身状態となってしまう絶狼。ノリで羽まで生えちゃうぜ!ループの尻尾を何度かガジガジしたら絶狼にも尻尾が生えちゃったぜ!この調子で竜を取り込んでしまうのか?!首まで伸びてるんですが。あと中の零までバケモノ化してるのがちょっと可笑しい。血管メイクくらいで良かったんじゃないかな…
烈花が攻撃を当てる度に紋章がちょっとだけ回転するのがアクションゲームのギミックぽい。
最後はアリスちゃんの意思で振るわれたらしいループの尻尾によって鎧が解除!

墜落したループからエデルさんが何故か復活!脈絡が無さすぎてちょっと笑っちゃうぞ。前回ので決着でいいじゃん。性別ならぬ種族同一性障害に苦しみながら零に介錯されて爆散!南無。
力尽き森へと変わっていくループの中で、なんとかアリスの元へたどり着く零。自分の本当の名を呼ばせるも、竜に取り込まれたアリスは無傷とはいかず、小さな卵を残して朽ち果てるのでした。

うーむ…なんか意表を突くことに終始していて、筋道を立てて主人公が何かを達成した感が薄いお話だったかも。毎度映像はものすごいんですけど。チャンバラではなくアリスちゃんの心を動かすことで世界は滅亡を免れた、という所はいいお話なのかもしれませんけど。歪んでしまったアリスちゃんに一瞬でも人間らしい感情を取り戻させたのが救いなんでしょうか。
序盤は特に「不思議の国のアリス」モチーフが多用されていましたが、振り返ってみればアリスが不思議な体験をするお話というより、「不思議ちゃんの世界に囚われた零」みたいなお話だったなって。

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