Dvorakにも多少は慣れ、指の移動距離が短くなるという謳い文句についてははっきり体感できるようになりました。
大げさに言えばゲーム機のパッドを操作する感覚にちょっぴり近づいた気がします。
しかしこの先もDvorakを使い続けるか悩ましいポインツがあります。
- "st"の入力がツラい
- 'f'、'l'が遠い
install, instance, abstract, string, strong, statistics, status, struct, static, list, const, fast, last, start, stop, cast, standard, test, host, destination...
"st"を含む英単語はコンピュータ関連の文章において頻出します。
Dvorakにおいて's'、't'は共にホームポジションに配置されているので一見打ち易そうですが、小指と中指を連続で使用することになります。
つまり「グワシ」です。
個人差はあるでしょうが、楳図かずお先生ご本人も自分の手では出来ないという「グワシ」を苦も無く咄嗟に出せる人はそう多くないのではないでしょうか。
Qwertyでは";k"に相当する運指ですが、";k"は英単語として現れることの無い文字列であり、
つまり今まで使ったことの無い指使いが英文において頻繁に必要になるということです。
実際のタイピングでは小指と中指を同時に曲げる必要はまったく無く、順番に打てば良いので上記の文句はほとんど言いがかりに近いのですが、少なくとも私個人はDvorakで"st"と打つ度に腰の辺りがヘナヘナと脱力します。
また、多くのプログラミング言語において予約語として用いられる、for, if, else, while...に現れる'f'、'l'がやや打ち辛い位置にあるのも,コーディングの効率化を期待してDvorakを練習するには残念なところではないでしょうか。
前述の's'も相まって右手小指がプルプルしてきます。
上記の2点はいずれも慣れや練習で克服すべき範疇の話かも知れません。
しかし、わざわざQwertyから乗り換えたのにさらにユーザの側がインタフェースに歩み寄らないといけないって何だかシャクだったりします。
ではまた別の英字配列に挑戦…と行きたい所ですが、Dvorakの
- 左手中段に母音が並ぶのがキレイ
- 右端に's'が配置されているのが英語の複数形と合致してカッコいい
といった特徴はお気に入りだったりするため、全く別の配列に乗り換えるのが惜しかったりします。
丁度良いDvorak亜種はないものか…
(と言いつつもColemakが気になってちょこちょこ試用してたりします。
Dvorakでは左右の手で交互に打鍵する場合が多いのとは対照的に、Colemakは片手の隣接する指でトリルするように打つケースが多く、これはこれで愉快な使用感です)