牙狼<GARO>〜闇を照らす者〜 第十四話

ハイエナこと眉毛無し男がなんか色々種明かしをする回でした。
円形闘技場みたいな広大な墓地とか、眉毛無し夫の住処とか、符礼法師のアジトにバルチャスの盤があったりと、背景や小物の美術の凝りっぷりが牙狼らしくて楽しかったです。

流牙が眉毛無し夫に剣を突きつけている間に莉杏がアジトに帰ったり、猛竜&哀空吏が空き家や森を探索したりと時間の流れにちょっと違和感があったよーな。「なかなか隙を見せねえから…」という台詞があったから数時間にらみ合ってたのかしら。
眉毛無し夫は牙狼の存在や法師の術を知っていたり、貴重な巻物を持っていたり、重要キャラクターっぽかった割に良く分からないまま流牙に始末されちゃいましたが、魔導ホラーを生み出す環境を作り出すための材料集めに金城パパにこき使われていたのでしょうか?
「牙狼はずっと昔に…」とか言ってたから称号としての牙狼は途切れていて、流牙はまだ自称牙狼で今作を通じて牙狼の称号が正式に復活するとかいう展開なんですかね。
符礼法師とザルバは今回無し夫が明かした情報は知ってたそぶりだったのが思わせぶりです。

猛竜&哀空吏はホラーとの戦いがあったのに鎧装着無しでしたが、今回みたいに魔導火を駆使してまともに探索してるとそんなに気になりませんでした。序盤の物足りなさはストーリーの進まなさと小道具や小ネタ的に寂しかったのがいかんかったのかもね。
ヴァイオリンの弓を塚に立てたことで結局地面に埋められていた何ちゃらの頭に関して何か進展があったのか?ホラーがいつものパーティーマスクじゃなかったのは何か意味があった?無し夫が流牙の隙を作るための単なる罠?それとも何かの封印を解いてしまった?とか気になりますが、次回以降特に触れられない予感〜。

流牙が磔になってからの逆転劇は面白いっちゃあ面白かったんですが、あんなのに引っかかんなよ!と無し夫にツッコミたくなりました。それだけ藁にもすがる思いで人間に戻る可能性を求めていたのでしょうけど。
最後に流牙が猛竜に対してバッカジャネーノ!してたのがちょっと唐突で訳が分かりませんでしたが、相手が魔導ホラーで白塗りの眉毛無し夫だったとしてもピュアピュア☆な流牙は内心だまされて結構傷ついていたので八つ当たりした、ということなんでしょーか。

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