牙狼<GARO>〜闇を照らす者〜 第四話

バックに流れるピアノ曲や、四つん這いで憑依するホラー、同じポーズで隊員やステーキハウスの店長を覗き込む隊長、突然の一人称視点等、第一期の「指輪」を彷彿とさせる不思議な雰囲気の回でした。
鎧での戦闘が無かった反面、追いかけっこ中の流牙が日常的にスゴい動きでひょいひょい建物を上っていくのが面白かったです。明確なクライマックス以外のシーンでも動きまくるのが「魔戒騎士スゲー!」感を出している気がしてヨロシイんじゃないでしょうか。こっちこっちー!みたいにおちょくるのは古典的少年漫画ノリ過ぎてあんまりしつこくやられてもアレですが。
酔客との乱闘もフツーのドラマだとへなちょこパンチでやられ役の人だけが派手に吹っ飛ぶのが相場ですが、莉杏も燕邦隊長も攻撃がいちいちエグいのが流石GAROクオリティ。
莉杏が帰ってきたときの符礼法師のリアクションが可笑しかったです。どんだけ普段付き合い悪いんだろう。あとやはりタンクトップは戦う女性の伝統的フォーマルウェアって決まっているんでしょうか。ゼイラムみたいに。男なら紳士肌着。ジェントルマンアンダーウェアだ。
隊長が無自覚なホラー、と匂わせまくっていますが、魔戒騎士は人間を斬れない→人間ともホラーともつかない中間を作って人間と共存すれば人間食い放題!というのが黒幕の陰謀なんだろうかしらん。人間食ってる時点で狩られちゃいますが。

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