観ました〜☆ミ ラストに魔戒関係者がたくさん出てくるところでめっちゃ興奮しました!人懐っこい童顔とかクールな眼鏡男子とか乙女ゲーのテンプレみたいや〜。やったことないケド。
でもエセ評論家っぽく言わせて頂くともうひとつだったかな〜という感触です。
- 「血に染まりし者は斬る!」とか「破滅の刻印で余命わずか!」とか、分かり易い衝撃展開が無かったのであ〜んまり第1話としてのインパクトが無かったかも〜。ストーリーに連続性が無くて、散漫に主要キャラクターが顔見せして終了、みたいな。
あと、これは単に作風の違いなのでしょうケド、過去の雨宮監督回のようなまるで一枚絵みたいな決めシーンがなかったのも印象が弱かったデス。 - キャスト一新の新シリーズ一発目なのだから、初めて見る人向けに魔戒騎士とホラーとは何ぞや?みたいなエピソードがあっても良かったんじゃないでしょうか。白夜のクモホラー戦みたいな。
実は闇照世界のホラーは今までのシリーズのホラーとは位置づけが異なるのだよ!流牙は善良なホラーを斬ってしまった!みたいな仕掛けも無さそうだし。 - 牙狼の魅力はホラーの作り出す結界やら番犬所などのガジェットの数々だと思うのですが、ちょーっとその辺か薄かったかも〜。久々の魔導火とか「ナサリシチ」はうれしかったですケド。
ストーリー的に「捕まりそうだったから逃げた」というただそれだけのシーンで前半延々と治安警察みたいなのと格闘していると、いくら牙狼の魅力がアクションだといっても観ていてダレちゃいます。劇中で目的や意味のあるアクションだから感情移入して一緒に手に汗を握れるんじゃないかなあ。落下しそうな隊員を助けたりして流牙の性格を出そうとしているのはわかるのですケド。 - 特撮ヒーローものの第一話の怪人といえば、いろいろなメディアで反芻され続ける、いわば番組の顔とも言える存在だと思うのですが、今回は終止ビームを撃つお嫁さんのままで、視覚的インパクトがさっぱりで寂しいです。
ホラーが人間態のままでも、1期第2話の床を割りながらの着地シーンみたいな演出があれば、「こんなバケモノと生身で渡り合う魔戒騎士マジバネェっす!!」と興奮できるのですが、あんまりそういうのもなかったし。 - お待ちかねの鎧装着ズンバラリも、長々やられるより一瞬で勝負がつくのは良いのですが、絵的にえらく淡白っていうか。
ウルトラセブンX第一話のラストの飛翔シーンくらいの勢いでシュパーっとぶった切るなり(新しい牙狼のデザイン全然わかんねー!くらいのブレブレで)、シリーズ恒例のどアッブなりが欲しかったところですが、過去作と差別化したいのかな〜。そうだったとしても何か別の目玉があってほしかったかも〜。 - 牙狼シリーズの象徴的な筆文字が無くなっていましたが、それなら「闇を照らす者」にも象徴的なデザインモチーフが欲しかったですね〜。オーブニングは液体金属でアイキャッチは焼き印とか、いまいちまとまっていないのがもったいない。
「黒い牙狼」なのだから炭とか赤熱する黒鉄とかでロゴとか戦闘時のエフェクトが統一されてたらどうかしらむ。
何にせよ次回が楽しみだぜっ。MAKAESENKIと違って金曜深夜なら夜更かしできるし。
P.S. 牙狼関連の文章で「魔戒騎士もしくは魔戒法師」って毎回付くのは翻訳物の文章の「彼もしくは彼女」みたいでクドいのでなにかホラーと戦う人達の公式の総称が欲しいよ。