実写版「変態仮面」観てきましたー!
予告編で「サイバーコップ」のローリングチャージャーみたいな回転エフェクトを見て不安半分で観に行きましたが、想像を遥かに超える本気度の作品で感銘に打ち震えました!!
主演の方の熱意だけでなく、出演者スタッフ全員のプロの仕事の結晶と言えるのではないでしょうか!
「変態奥義」のような分かり易い見せ場だけでなく、合間のドラマも昭和なテイストのベッタベタなギャグなのに白々しくなる事無く楽しめたのは素晴らしかったです!
代役も立てるのも困難、局部のアップが多いので青アザ擦り傷厳禁、プロテクターの類いを装着したり、ワイヤーアクションの仕掛けを仕込むのも困難であろう、ほぼ全裸のコスチュームで見応えある格闘シーンを実現させているのもスゲェ!
序盤でヒーロー誕生のファーストエピソードを再現し、後半はオリジナル展開というのもマーヴェル映画みたいでした!
一昔前のバラエティ番組内ドラマみたいな見ていていたたまれない出来だったらどうしよう…という不安は全くの杞憂だったので原作ファンだった人は是非観れ!!
サムライミ版スパイダーマンの2作目で、ピーターが自信を失った事で糸を発射できなくなったり、スパイダーマンとしての能力を発揮できなくなったのを観て、「ああこれはフロイト的な青少年のアレ的隠喩だわ〜イヤーンむっつりー」とか思っていたのですが、斯様にヒーロー物語は視聴者の誰もが持つであろう悩みをメタファーとして表現するという暗黙の了解や建前を破壊し、悩む内容からその表現までモロ出しド直球の下ネタというのが変態仮面のギャグ漫画としての普遍性というか人間讃歌は勇気の讃歌よね。
ところで、マナーCMで使われていた超カッチョよい挿入歌"Blast"を初めて聴いたとき、私の脳裏には爆発炎上するタンカーを背に、変態仮面がゆっくりと立ち上がり、これから反撃だ!みたいな超カッチョよいシーンが走馬灯のように駆け巡ったのですが、本編では随分とさりげない使い方だったのはちょっぴり拍子抜けでした。
とにかく原作を読み直してえ!サウンドトラックも欲ちぃ!