牙狼 -紅蓮ノ月-第二十〜二十四話

「依代」
赫夜ちゃんの正体は安倍家によって作られた魔導具!マユリの類友かよ!ルドラが復活しないと赫夜ちゃんの本領は発揮できない!ルドラを復活前に倒すには星明を斬らねばならないぜ!
チャーミングとか言うな!道長は道満のスカウトに失敗!ちょっかいを出しておいて雷吼が本気になったら大ピンチなルドラさんお茶目。覚悟を決めて星明を斬ろうとする雷吼を赫夜ちゃんが止めるぜ!何がしたいのよ。一方、番犬所からは保輔にも星明討伐の命が下る!

「対決」
異変を捨て置いたと思ったら夜中に雷吼を呼び出したり、道長のやることはわからんぜ!パシリにされた保昌兄ちゃんはたまたまルドラと遭遇して切り捨てられる。とばっちりだ!
雷吼と保輔の前にルドラが襲来!もらった玉でインスタント烈火炎装!追いかけているうちに消火!意味ねえ!激情に囚われた保輔を止めるべく雷吼も鎧を装着!敵の親玉を放置してライバル対決かよ!牙狼をはねのけた斬牙がルドラに一撃入れて決着!と思ったら復活!雷吼が星明を斬ってれば犠牲は出なかったというわけでもなかったじゃんよ。
夜が明けてもまだ内輪揉めしている雷吼と保輔。ルドラを斬ってもどうにもならないことがわかったんだからもういいじゃん?とにかく真っ当に勝負して雷吼が勝利!保輔は手出ししないことを約束するのでした。

「共鳴」
ルドラを術で封じ、星明を救うために精神世界にダイブする雷吼くん。星明とのタッグでルドラを撃退だ!道満が妨害に来るも、仔番犬ちゃん達が特例で参戦!星明を斬れっていう指令がハズレだったので仕方なく自ら動いた…って感じでしょうか。晴明おじいちゃんの命と引き換えに星明復活だ!

「嶐鑼」
おじいちゃんの遺体がさらわれて、結局ルドラは復活しちゃったぜ!牙狼シリーズ恒例のシーケンスである。あそこまで介入しといてルドラ復活を止められなかった番犬所は超ガッカリだ。ルドラはビームを乱射して都は炎上だ!牙狼がルドラに挑むぜ!斬牙のやってた空中多段ジャンプは牙狼もできるのね。久々に登場の星明かーちゃんチャリオット!
一方、道長の頼りの隠し部屋の結界アイテムは盗み出されて大ピンチ!ちゃっかり牙狼を自分の臣下宣言して民衆にアピールだ!保輔の盗み出した書物が赫夜の手に渡り、ついに真価を発揮するぜ!

「討月」
最後の最後で鎧の制限時間設定が復活!これまでは結界のせいで時間の流れから切り離されていたのね。ま〜た心滅獣身してるし。「魔戒ノ花」に続いて心滅獣身を克服したかと思ったら星明の術も合わせて羽が生えたぜ!星明と赫夜の術でルドラを再び封印する!役目を果たした赫夜は月に帰っていくのでした。最後の雷吼対道満のシーンだけクオリティがすごいことになってるし。道長とか頼宣関連はその後特になし?微妙にぶつ切り感のある最終回でした。あとは史実を参照してね!ってことかしら。

最初から最後まで登場人物の表情が時代錯誤な超今風だったり、ネオ平安らしく和風サイバーパンクなガジェットや美術がたくさん見れるかと思いきや、特に活躍しない検非違使メカくらいしか出てこなかったり、お話的にも盛り上がりそうで盛り上がらないテンションがずっと続いた感じで、どうもあちこちがちぐはぐな印象で作品に没入できなかったです。雨宮テイストと和風SFって相性バッチリなはずだと思ったんですがー。

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