Mistel Barocco

ずっと気になっていた中央で真っ二つなエルゴノミクスキーボードを発売即ゲットしたので大紹介していきたい!

  • 自然な肩幅、自由な角度でタイピングできるのはやはり素晴らしい。
    あと手探りで最上段の数字キーの5と6の境界がわかるのが良い。
  • ちょっと高級なキーボードでもディップスイッチで2〜3個キー配置を交換できる程度なのに、こいつはマクロ機能で使用中にほとんどのキーがカスタマイズ可能!レイヤーも3つある!遊べすぎる!
    そして左右のスペースキーに別のキー(修飾キー含む)を割り当てられるので、Karabiner等と組み合わせれば親指シフト系配列も自然な指の位置で使用できちゃうぜ!
    また、マクロ機能のレイヤーとは別に、Qwerty/Dvorak/Colemakのレイアウトが切り替え可能!キーリマップソフトを使用したり、OSの設定を変更せずにこれらの配列が使えるのは嬉しい人もいるかもしれない。私は結局Karabiner/やまぶきrを使用させていただいていますが。
  • 私は赤軸をチョイスしたが、打鍵感は他社のCHERRY MXスイッチを使用したキーボードとほぼ同様。物理的な造りがショボいといった不満点はありません。

 不満点としては、

  • 私の環境の問題か不明ですが、Macのスリープを解除してからキーボードのLEDが点灯して入力可能になるまで結構待たされることがある。時にはケーブルを抜き差しするまで全く反応しなくなったり、左ユニットだけ使用できない状況になることもしばしば。とりあえずメーカーのWebサイトで公開されているファームウェア(要Windows環境)を入れてみたところ改善したものの、スリープ解除後に左ユニットが操作できるまで数秒待たされることはまだある。(勝手にファームウェア更新する前に販売元に問い合わせるべきだったような〜)
    メインである右ユニットのキーを何か押して、”起動"させてからじゃないと左ユニットが動かないのだろうか?
  • 付属のキーボード〜PC間ケーブルは布巻きで高級感があるが、ワイヤーのように硬くて取り回しがやや良くない。また、左右のユニットを接続するカールケーブルは、 普通に使う分には丁度良い長さだが、ノートPCやペンタブレットの左右にキーボードを配置したい!という場合には長さが足りない。そして交換しようにも両方micro USBの長いケーブルは店頭に置いてない!通販で物色中。
  • Fn+IJKLによるカーソル移動はやっぱやりにくい!Macならemacs風カーソル操作で代用できることも多いけど、Numbersでの作業とかカーソルキーが必要になる状況も多い。
    気の利いていることに、右下の普段遊びがちなキー(右Shift、Fn、Pn、右Ctrl)をカーソルキーとして使えるモードも完備しているのだが、ゲーム用途ならともかく、文字入力が絡むと省スペースキーボードなのでFnキーの出番も多いため、このモードも使いづらい。別レイヤーにカーソル移動関連を割り当てるか。
    ついでに言うと、Shift+カーソルキーによる範囲選択をしようと思ったら、あらかじめShiftキーを押しっぱなしの状態でFn+IJKLを押さないといけない。先にFn押しっぱだとダメ。本製品に限らず、兼用キーが多いとこういう部分で気を使うかも。
    別売りテンキーユニットを日本でも売って欲しい!
  • マクロ機能は楽しいけど、置き換えたキーの数が多くなってくるとカスタマイズ内容の把握が困難になってくる。レイヤー単位の一括リセット機能もあるので困ることはないが、PC側で設定を吸い出したり編集できるツールが欲しい。(本製品のようにマクロ機能がキーボード単体で完結していると、ツールのサポートがいつまで続くか、といった心配がいらないのでメリットでもあるのだけれど)

といった感じで、私個人としてはとても楽しんでいます。


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